毎年、秋になると奈良では鹿の角切りが行われます。
これは江戸時代から続く伝統行事で、
発情期を迎える雄の鹿が、町民を襲って怪我をさせたり、
鹿がお互いを傷つけたりしないようにするために始まったと言われています。
しかし、一度切り落とせばもう大丈夫になのでは?という疑問がわきます。
今日はその疑問について調べてみました。
実は、鹿の角は、毎年生え変わるそうです。
春先に、古い角が自然と落ちて、4月には新しい角が生え始めます。
そして秋には立派な角になるのです。
そのため、毎年、角切りを行わなければいけないのです。
角を切る光景を見ると、とても痛そうですが、
秋になって、完全に成長した角に神経はなく、血も通っていないので
心配は無用です。
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