1998年に法医学誌に掲載された報告書で
21才の女性が、便秘により死亡していたことが判りました。
解剖したところ、体内に6.7キロの便が溜まっていたことが判明しました。
直腸付近には、水分をほとんど含まない、コンクリート状の便が数十センチ続き
腸は最大で32センチまで膨れ上がっていました。
女性は、酷い便秘のせいで「腸閉塞」を起こしていたのです。
この報告書は、「便秘」がいかに恐ろしい症状なのかを物語っています。
便秘は、身体の異常のサイン。
そもそも、人間が食べたものを排出しないことは、異常なのです。
しかし、出せば良いと便秘薬に頼るのもよくありません。
長期間の使用で、薬の効果が薄れ
自力では出せなくなる弊害もあります。
しかも、2008年11月には、便秘薬で使われている成分「酸化マグネシウム」の副作用で
高マグネシウム血症を起こし、死亡者が2人出ている事も報告されています。
このように「便秘」は、甘く見てはいけない症状です。
あなたがもし、どうしても改善されないような重度の便秘である可能性があるなら
医師に相談し、便秘を改善しましょう。
快適な排泄こそ、健康維持に不可欠なのです。
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