カルシウムパラドックス(2013年度配布用CD版)
ナレーション原稿
カルシウム不足が続くと、逆に体内にカルシウムが増えすぎる現象を「カルシウムパラドックス」と言います。
これは、血中濃度を一定に保とうとするカルシウムの性質が自分の骨を溶かして使うためです。
骨が溶けるため「骨粗鬆症」になります。
そして体内で増えすぎたカルシウムが「腎臓結石」や「高血圧」の原因となり、更に、脳の働きをも阻害して「認知症」や「アルツハイマー病」を引き起こします。
このように、「カルシウム不足」は命の危険だけではなく、老年期の「尊厳ある生活」までも脅かす、危険な状態なのです。
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